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2013年12月 6日 (金)

倒産に至る製造業の悲劇!!

倒産に至る製造業の悲劇!!
■不渡りを出してついに倒産したその原因は


あるプラスチック成型の工場が500万の不渡り手形を出して倒産した。
不渡りを出すその日社長から私に電話があり、「今日不渡りが出るので、連絡しときます」と。
私は飛んで社長の自宅へ向かった。
そこには社長はじめ家族が集まって相談をしていた。
夜8時ごろからか、倒産の事実を知った債権者が家に押しかけてきた。さんざん製品の回収や機械の処分などわけのわからない脅しをかけながら帰って行った。子供たちはその様子に恐怖で身体を震わせていた。社長はただ平身低頭して、あやまるばかり。それもそうだ何も言えない。


なぜこうなったのだろう。

景気の良い時は年商10億、従業員数30人、設備投資3億ぐらいかけていた。ある日全自動の成形機を1億で購入して、「24時間全自動で生産できる。人件費の削減になる」と私に向かって、自慢していた。
仕事が常時あれば24時間だろうにと思いながら聞いていた。それが過大投資の失敗だった。
ある有名工場長を引き抜いて会社の工場長に抜擢した。確かに知識も技術もすごい。ただ納期管理意識がデタラメ。有名な会社にいると特権階級的な意識が出てくる。
それが会社にとって致命的!! ついに元請会社からプラスチックの成型の型を引き上げられ仕事がなくなった。

資金繰りが急速に悪化し、大阪の会社から「ふとんの販売をやらないか」という話が出て、それに乗った。
それは、いわば融通手形の一種のようなもので受取手形と支払手形の差額の期日を変えることにより利ザヤを稼ぎ、手形を割り引くことにより、資金にあてるという手品師的な方法であった。通常ならばこんな方法に引っかからない。話にも乗らない。だけど今は一円の金もほしい。けれど世の中そんなに甘くない。受取手形発行の会社が倒産、自社の支払手形の決済や受取手形の買戻しなど、どうにもできなくついに倒産。本業でつぶれたわけではないのに!!

製造業という原価管理、品質管理の難しさをいやというほど知った。所詮、人が招いた不幸である。
栄光も一瞬にして泥沼。家族はチリヂリバラバラ、社長夫妻は大阪へ蒸発。自宅、工場も競売で売却された。今もあと地を探すが過去の痕跡はなくなっている。さみしいものだ。
人がいい社長だけにくやまれる……
ときおり、夫妻や家族の子たちの顔が浮かんでくる。

http://uttaeteyaru.jugem.jp/に掲載された内容の紹介です

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